ベトナム進出FAQ(輸入・通関・物流について)

ベトナム進出FAQ – よくあるご質問 –

〈ベトナムに進出する企業様がお持ちの疑問点をこのページでご紹介いたします〉

ベトナムで輸入業務を行う際には、輸入手続き、輸入関税、HSコードの判断、通関システムの理解など、日本とは異なる実務対応が求められます。
特に、ベトナムの税関制度では、申告内容の正確性や書類の整合性が重視されており、対応を誤ると通関遅延や追加課税、物流コストの増加につながる可能性があります。
また、ベトナムでは VNACCS を用いた電子通関が行われ、VCIS によるリスク管理や事後確認も実務上重要なポイントとなります。

本項では、当社によくお問い合わせ頂く「輸入・通関・物流」に関するご質問を、以下にて御紹介いたします。

質問
ベトナムで輸入を行う場合、基本的な手続きの流れはどのようになりますか?
回答
ベトナムでの輸入は、売買契約締結後、インボイス・パッキングリスト・輸送書類を準備し、電子通関システムを通じて税関申告を行う流れが基本です。税関審査後、関税および輸入VATを納付することで貨物の引き取りが可能となります。

質問
日本の輸入手続きと比べて、ベトナム特有の注意点はありますか?
回答
ベトナムではHSコードや原産地、申告価格の妥当性について税関確認が厳しく、通関後の事後調査も行われます。形式的な申告ではなく、実態を説明できる体制づくりが重要です。

質問
ベトナムの輸入関税はどのように決定されますか?
回答
輸入関税は、申告されたHSコードを基準に、原産国およびFTAの適用有無を踏まえて決定されます。同じ製品でも条件により税率が大きく異なる点が特徴です。

質問
関税率はどこで確認すればよいですか?
回答
ベトナム税関が公表する関税表や、各FTA協定の税率表で確認します。正確な税率把握には、事前にHSコードを確定させることが前提となります。

質問
HSコードとは何ですか?なぜ重要なのでしょうか?
回答
HSコードは輸入品目を分類する国際的なコードで、関税率や輸入規制の判断基準となります。コードの判断を誤ると、税務リスクや通関遅延につながります。

質問
日本で使用しているHSコードをそのまま使えますか?
回答
HSコードの上位6桁は共通ですが、下位桁は国ごとに異なります。日本のコードをそのまま使用すると、ベトナム税関の判断と不一致が生じる可能性があります。

質問
HSコードを誤って申告した場合、どのような問題が発生しますか?
回答
関税追徴や加算税の対象となるほか、企業の通関リスク評価が引き上げられ、今後の通関で検査対象となりやすくなります。

質問
VNACCSとはどのような仕組みですか?
回答
VNACCSは、ベトナム税関が運用する電子通関システムです。輸出入申告、税額計算、通関区分の判定が自動化されており、申告内容により検査の有無が決まります。

質問
VCISはどのような目的で使われていますか?
回答
VCISは税関のリスク管理および事後確認を目的としたシステムです。過去の申告履歴や取引傾向をもとに、重点的に確認すべき取引が抽出されます。

質問
ベトナムで通関を行うために、企業側で必要な登録はありますか?
回答
VNACCSを利用するためには、輸入者名義で税関に通関アカウントを登録する必要があります。実務上は、通関業者に操作権限を付与して運用します。

質問
原産地証明書(C/O)はどのような場合に必要になりますか?
回答
FTA税率の適用を受ける場合に原産地証明書の提出が求められます。発行国や様式の要件を満たさない場合、優遇税率は認められません。

質問
原産地証明に不備があるとどうなりますか?
回答
FTA税率が否認され、通常の関税率で課税されます。後日の修正対応が可能な場合もありますが、実務負担やコスト増につながります。

質問
ベトナムで輸入時に多いトラブルには何がありますか?
回答
HSコード誤分類、原産地証明の不備、輸入許可未取得、申告価格の否認などが代表的です。事前確認不足が原因となるケースが多く見られます。

質問
通関が遅れる主な原因は何ですか?
回答
書類不備や税関による追加確認、検査対象選定が主な原因です。初回輸入や品目変更時は、特に時間を要する傾向があります。

質問
ベトナムの物流コストはどのような要因で変動しますか?
回答
物流コストは、輸送手段、距離、港湾混雑、保管期間、通関日数など複数の要因によって左右されます。通関を含めた全体設計がコスト管理のポイントです。

ベトナム進出に関するご相談、当社へのお仕事のご依頼など御座いましたら、以下のお問い合わせフォームよりご連絡頂くか、メールやお電話にて どうぞお気軽にご相談ください。