ベトナム進出における4つの注意点

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ベトナム進出における注意すべき点とは?
ベトナム進出検討時は特に注意が必要です。

前回、「ベトナム進出のメリット」と「ベトナム進出のデメリット」についてご紹介いたしました。ベトナム進出の利点・不利益を知った後は、本格的に進出の検討を始められることと思います。今回はベトナム進出前に特に注意すべき4つのポイントについてお伝えしたいと思います。

当社が考えるベトナム進出の注意点、キーワードは以下の4つです。

1.  マーケット
2.  人材

3.  アクセス
4.  地域特性

1. マーケット

2005年-2015年までの10年間、日本の大手企業(メーカー)のベトナム進出が相次いだ時期がありました。この時期にベトナムに進出する中小企業のベトナム進出理由として、''得意先である大手日本企業(メーカー)が部品の現地調達を図ったことから進出を決断した''というのが多く見られました。このような進出においては、基本的には注文も保証されていますし、品質の良い製品を現地で生産できるようになれば、現地での継続的な受注が見込め、進出前の事業計画も比較的策定し易いです。

そして、大手メーカーのベトナム進出がある程度収まってからは、製造系やサービス系の日本企業が比較的単独で進出するようになり、現在はまさにその時期であると言えますが、現地売上の見込みが無く、ベトナム法人の顧客開拓をこれからお考えの企業様は十分に注意し、進出前に確実なマーケットの調査をされた方がいいでしょう。

現在では、メーカー進出に合わせてベトナムに出た前述の中小企業でさえ、業界によっては、既存マーケットの縮小などで注文量が減り、ベトナム国内マーケットへの可能性を模索し始めるような時代になりました。ベトナムでは、日本企業、外資企業のプロダクトやサービスが以前よりも多く流通し、競合先の数もだいぶ増えてきました。そのようなマーケットに挑戦していくことは容易なことではありません。

またベトナム進出には多大な資金と労力が掛かります。

既存の顧客を持たない形で進出する場合は、ベトナム進出を失敗で終わらせないためにも、ベトナムから提供するプロダクトやサービスが、ベトナム法人が関わるマーケットに需要と可能性があるのかを特に注意しながら十分に調査し、進出をご検討頂ければと思います。

2. 人材

ベトナム進出の二つ目の注意点として、日本社会でもそうですが、ビジネスを成功させるために重要なこと、それは「人」です。「会社」=「人」と言われるように、ベトナムで事業を成功させるためにも「人」が大切です。ベトナム事業の経営をサポートしてもらう幹部クラスのスタッフ、一般業務を任せるスタッフ、また現場の作業に従事する従業員などの人材に恵まれれば、順調に事業を成すことができます。

製造業を例に上げますが、ベトナムで日本企業だけで無く、外資の大手企業が集中するようにエリアでは、数千人規模の従業員を雇用するため、従業員の採用合戦が行われています。給料や手当、宿舎などの魅力的な条件を提示し従業員を募集します。そういったエリアに進出してしまうと、大手メーカー同士の採用合戦に巻き込まれ、募集してもなかなか人材が集まらないなどの問題が起こりうる可能性もあり注意が必要です。

進出先のエリアが本当に「人材」の採用に困らない地域かどうか、よく調査の上で進出をご検討頂ければと思います。

進出前に日本で採用したベトナム人幹部候補にベトナム法人設立と同時に帰国・ベトナム拠点で勤務してもらうことになり、その幹部候補の実家の近くに拠点を設立した企業様もあるほどで、そういった話からもやはり「人」が大切であると言えますね。

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3.  アクセス

ベトナム進出の三つ目の注意点として、何処の地域に進出するかについても注意が必要です。

例えば、毎日納品する得意先がある地域から遠く離れている地域、また航空貨物や海上貨物が頻繁にあるにも関わらず 空港や港から離れた場所、そういった場所に拠点を設立しても効率が悪く、アクセスが良くありません。

また日本人駐在員を派遣する場合、都市部に居住してもらうものの会社が遠く、日々渋滞などもあり、毎日1時間半や2時間かけての通勤を余儀なくされると、駐在員にとってもよくありません。

都市部からのアクセスが良いかだけに限らず、現地法人設立後の事業展開をイメージした最適の場所に進出した方がいいでしょう。

4. 地域特性

ベトナム進出の最後の注意点として、地域特性が言えます。

例えばベトナムは、中心になる法律はあるものの、地域の行政官庁によっては、解釈の仕方が違っていたりすることはよくあり、行政手続きも、日本のように細かくマニュアル化されていません。それぞれの地域の解釈により企業にも指導・指摘が行われますので、窓口や担当者によって行っていることが違うことが多々あり、困惑する日本企業の声もよく聞きます。北部と南部であっても地域性が違いますし、同じ行政官庁によっても外資系に対して風当たりの良い地域もあります。そこをご留意頂き、ぜひ進出先の選定を行って頂ければと思います。

以上、「ベトナム進出における注意点」について、ご紹介させて頂きました。

またこちらのページでは、「ベトナム進出が失敗する企業の4つの事例」をご紹介しています。ぜひご参考に本ページを合わせてお読み頂けると幸いです。



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